為廣 吉弘
愛知大学 経営学部 教授
中村 博
公益財団法人流通経済研究所 理事
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)教授
中村 博
公益財団法人流通経済研究所 理事
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)教授
村上 雅洋
クックパッド株式会社
堀合 洋介
株式会社いなげや
山﨑 泰弘
公益財団法人流通経済研究所 理事
本稿は、スマートフォンの基本的な利用とスーパーマーケットのスマホアプリの利用に関する消費者調査結果を分析し、スーパーマーケットのデジタル化のツールとしてのスマホアプリの役割や活用に向けた課題を考察した。その結果、スマホアプリ利用者の買物満足度が高いことが確認されたことから、スマホアプリの利用を通じた顧客ロイヤル化の推進につながる示唆が得られた。しかし、スマホアプリ利用者は、従来の客層が中心であり、若年層を取り込むためには、従来の折込チラシとは異なる情報コンテンツや機能などの開発が今後の課題と考えられる。
キーワード: スマホアプリ、スーパーマーケット、SNS、顧客接点、ワン・トゥ・ワン・マーケティング奥谷 孝司
一橋大学大学院 商学研究科 博士後期課程/株式会社顧客時間 共同CEO
岩井 琢磨
株式会社顧客時間 代表取締役 共同CEO
本稿はジャック・マーが提唱したニューリテールを国内で推進するトライアルカンパニーの事例を通して、デジタル時代の顧客体験の理解、ショッパー・マーケティングの進化と展望を考察する。リテールテクノロジーがもたらす「購買に至る経路」(Path to Purchase)の可視化と店舗のメディア化がもたらすショッパー行動、企業とショッパーの関係性の変化を理解することで、デジタル時代の買物価値に関する学術的示唆を提示する。
キーワード: モバイル・ショッパー・マーケティング、ショッパー・マーケティング、インストアメディア、AI、顧客経験堀内 健后
トレジャーデータ株式会社 マーケティングディレクター
デジタル化が進んだ現代社会で、カスタマー・ジャーニーが変容している。購買行動モデルとして有名なAISASが示す「シェア(Share)」はいまや購入以前のプロセスでも発生しており、デジタル上における顧客接点のすべてを計測することもできるようになった。データ解析は何を可能にし、どんな変化をもたらすのか。顧客データプラットフォームの活用によって新しいカスタマー・ジャーニーを実現している事例(PARCO、SUBARU、無印良品)を紹介し、デジタル化以降のカスタマー・ジャーニーが、どのようにマーケティング施策に展開されているのかを検討する。
キーワード: データ、購買行動、シェア、デジタルトランスフォーメーション、CDP石原 武政
公益財団法人流通経済研究所 顧問
大阪市立大学 名誉教授
流通経済研究所ショッパー・マーケティング研究会
鈴木 雄高
公益財団法人流通経済研究所 主任研究員