コンビニエンスストア、スーパーセンター等の小売業態は、米国の業態をモデルとしていますし、中心市街地の活性化、まちづくり政策等についても海外の動向が日本の政策に影響しています。また、地場産業を振興する視点からは、競争力のある海外の同産業の動向や取組が参考になるケースも多数存在しています。
このようなことから、日本の流通・産業政策を検討する上で、海外の流通・産業の実態把握が必要となります。
弊研究所では、米国・欧州等の先進国に加え、成長著しいアジアについても各種の調査を実施しております。
米国の郊外商業集積と既存の商業との競合分析調査
■目的
米国の郊外商業集積の発展に対し、既存の小売商業集積がどのように対応し、その結果、どのように変化したかを把握した。
■内容
1. 商業統計による日本の大都市圏の小売構造変化
2. 米国における郊外型商業集積と既存の小売商業との競合状況の把握
3. 既存の小売商業集積の競争戦略
■結果
既存の小売商業集積にとっては、近隣のコンビニエンスニーズへの対応と、地域の文化、歴史、景観などに根ざしたスペシャリティー化が有効な戦略として抽出された。