流通大会2022 オンライン開催
2022年の流通・マーケティング戦略
~コロナ新環境下の消費と流通~

2月2日(水)3日(木)4日(金)

プログラム・スケジュール

2月3日(木)2日目テーマ 流通業・メーカーの事業変革

これからの新しいビジネス環境では、消費財流通においてどのような事業変革が求められるでしょうか。
セッション前半では、マクロ経済及び投資家の動きに通じる有識者を招き、今後の日本経済を展望するとともに、後半では流通業・メーカーそれぞれの実務家の視点から、事業変革の具体的取り組みについて検討します。

13:00 ~ 14:00

2022年の日本経済の展望について

新型コロナのワクチン接種が予想よりも早めに進行し、2022年は個人消費の回復も予想され、コロナ不況からの脱却も視野に入ってきました。一方、7月には日銀審議委員人事や参議院選挙を控えるとともに、米国では中間選挙で議会がねじれれば政治停滞の懸念が生じます。また中国でも不動産価格の鎮静化とCO2排出量の削減を打ち出しており、それを通じた中国経済の急減速には注意が必要です。本セッションでは、エコノミストの永濱氏を講師にお呼びし、一足先に回復を遂げている海外の景気とともに、2022年の日本経済を展望いただきます。

株式会社第一生命経済研究所 経済調査部 首席エコノミスト
永濱 利廣 氏
講師プロフィール
第一生命経済研究所経済調査部首席エコノミスト。1995年早稲田大学理工学部卒業、2005年東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。1995年第一生命保険に入社、日本経済研究センター出向を経て、2016年より現職。総務省消費統計研究会委員、景気循環学会常務理事、跡見学園女子大学非常勤講師、あしぎん総合研究所客員研究員。
14:10 ~ 15:10

ベータ・アクティビズム(※)が迫る小売業の再編

持続可能社会を目指すESGの動きは、巨大な資本のうねりと共に全企業に環境ファーストを墨守させるベータ・アクティビズム(βA)へと転化しています。各社は、環境対応に伴う短期的コストアップの甘受と、資本が要求する利益率達成という二律背反の使命を背負い、結果として、βAは既存の伝統的企業に対し、付加価値経営や業界再編の推進を迫ることとなっています。本講演では、今日的課題であるβAを解説いただくとともに、今後の小売業の展望をお伺いします。

※選択的投資で社会変化を促すグローバルな運動。対象は、ESG、所得の不平等、途上国問題など広範。著名投資家Lukomnik氏らが提唱

フロンティア・マネジメント株式会社 代表取締役 共同社長執行役員
松岡 真宏 氏
講師プロフィール
国内外の証券会社で合計10年以上にわたり流通業界を中心にアナリストとして活動後、㈱産業再生機構入社。カネボウ㈱や㈱ダイエー他、地方百貨店の事業再生計画の立案や実行を担当。2007年フロンティア・マネジメント㈱を設立し、代表取締役に就任。コンサルティングやM&Aを手掛ける同社は、2020年に東証一部上場。
15:20 ~ 16:20

東急ストアにおけるアフターコロナを見据えた取り組み

現在同社では、アフターコロナの環境変化を見据えて、MD戦略の再構築、労働力不足を見込んだ生産性向上、お客様サービスの差別化に取り組んでいます。MD戦略では鮮度・品質の向上、健康価値の提供に加えて、それを具現化する店舗展開力の向上を、生産性向上ではPCの増強、DXの推進、さらにそれを実現するための店舗オペレーション改革を、お客様サービスの向上では楽天ポイント・LINEの活用、スマートレシートの導入を、それぞれ進めており、その事例、進捗状況をご紹介いただきます。

株式会社東急ストア 取締役専務執行役員
大堀 左千夫 氏

16:30 ~ 17:30

お客さまの「驚き、感動、ワクワク感」を生み出すマーケティングへ

低価格商品の人気が広がる中、缶ビールの常識を覆して大ヒットとなった「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」、酒類の楽しみ方の多様性の実現に挑戦する「スマドリ」、「ぬくもり、まろやか」でビール市場に新風を巻き起こした「アサヒ生ビール(マルエフ)」など、お客さまの「驚き、感動、ワクワク感」にこだわるアサヒビールのマーケティングについて、一連の取り組みを主導し「マーケター・オブ・ザ・イヤー2021」にも選出されている松山氏にお話しいただきます。

アサヒビール株式会社 専務取締役 兼 専務執行役員
松山 一雄 氏

※プログラムは一部変更となる場合がございます。あしからずご了承ください。
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「流通大会2022事務局」(伊藤、中田、高橋)
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TEL:03-5213-4531(代) FAX:03-5276-5457

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