ID-POSデータ活用講座3 実践編
~ID-POSデータ活用の実践的スキルを磨く ~

開催形式 Web開催(インタラクティブ)
開催日(上期) 2024年7月19日(金)・7月26日(金) 全2回 受付終了
開催日(下期) 2025年1月24日(金)・1月31日(金) 全2回
時間 各回とも10:00~17:00

本講座の趣旨

本講座は、ID-POSデータ活用の基本を理解している方に、集計・分析に関する実践的なスキルを身につけていただくための講座です
基礎レベルからの脱却を図りたい方、幅広い領域でのID-POSデータ活用に必要なスキルを身につけたい方の受講を歓迎いたします

本講座の概要

  • ID-POSデータの取扱い・データ分析に関する基礎を習得します
  • 目的と事例から手法・定石・注意点を実践的に学びます
  • 対話形式の「考える」講義により理解促進と定着をはかります

本講座の受講による到達目標

講義と演習を通じてID-POSデータ活用のための実践的スキルの習得を目指します

  • カテゴリーや自社商品の課題に対して適切な分析手法を選択できる
  • 課題に応じて適切な分析条件(範囲・期間・絞り込み等)を設定できる
  • 集計結果に応じて適切な深堀り分析を選択・実施できる
  • 集計結果のポイントを正しく・わかりやすく、グラフや表で表現できる
  • 集計結果を正しく読み込み、評価し、解釈し、打ち手に落とし込むことができる

受受講対象者

  • メーカー・卸売業の営業、営業企画、営業支援を担当される方、および
  • 小売業の商品部、販売促進部、マーケティング担当者の方 で、

ID-POSデータの集計・分析に関する実践的なスキルを習得したい方

※本講座は「ID-POSデータ活用講座Ⅱ応用編」受講相当の理解のある方を対象としております。
(ID-POSデータ各種指標に関する基礎的な知識、会員属性別集計、バスケット分析、期間併買分析、などについての基本的な知識をお持ちの方)

講座の特徴

基礎編、応用編との違い

流通経済研究所ではID-POSデータ活用講座として、1基礎編、2応用編、3実践編の3つのレベルでカリキュラムをご提供しています。
1基礎編では「ID-POSデータについての基礎的な知識の習得」を、2応用編では「多様な活用事例からID-POSデータ活用の幅を広げること」を主眼としております。
実践編である本講座は、ID-POSデータ活用の基礎を理解している中・上級者の方を対象に、ID-POSデータの集計・分析とその結果を用いた提案作成に関する実践的なスキルを身につけていただくための講座です。

発展的なトピックと演習を中心としたカリキュラム

本講座の講義パートでは、まず正しいデータ活用のための統計的な知識を習得した後、Ⅰ基礎編、Ⅱ応用編で詳しく触れていない、ID-POSデータ活用の発展的なトピックについて解説します。
演習パートでは、下図のようなID-POSデータ活用の各ステップで適切な選択ができ、またID-POSデータの集計・加工における留意点とスキルを体得します。また、集計結果の分析・解釈・打ち手の考案での視点を広げるためのインタラクティブな演習により、総合的なスキルアップを目指します。

流通経済研究所の長年にわたるID-POSデータ活用研究

流通経済研究所では、モニター会員組織による消費者購買パネルデータの時代から30余年にわたり、小売・卸・メーカーとともにID-POSデータの活用に関する研究を行ってまいりました。本講座の内容は、このような長年の経験と研究成果をベースに作成しています。

ID-POSデータを活用した課題解決ステップ
演習で用いるパソコンとExcelのスキルについて
  • データ分析演習のために、Microsoft Excelが利用可能なノートパソコンをお持ち下さい。
  • データ分析演習にはMicrosoft Excel 365で作成したデータを用います。
  • 演習ではMicrosoft Excelの以下のような機能を使用しますので、事前に習得したうえで受講されるようお願いいたします。
→ ピボット・テーブル、Lookup関数、if関数、各種グラフ作成、条件付き書式

プログラム

1日目

10:00~

オリエンテーション

10:10~

講義

■ID-POSデータ 分析・集計のポイント
  • 統計・データ集計の要点(データ取扱いの留意点)
  • ID-POS指標の理解と取り扱いの注意点(見るべき指標はどれか?)
  • 購買条件による集計対象会員の絞り込み
12:00~ 昼食休憩
13:00~17:00

演習1:ID-POS指標からのカテゴリー課題発見と深堀り

演習2:会員属性によるID-POS指標の深堀り

  • 年代別集計の読み取りとターゲットの選定
  • 足りない指標の補完、年代区分の統合

演習3:会員属性を使った集計と読み取り

  • 年代別購買の特徴をどのように明らかにするか

演習4:バスケット分析の理解と読み取り

  • リフト値の理解、バスケット分析の読み取り、注意点の理解

演習5:サブカテゴリー別ブランドコミットメント・バラエティ指向の算出

  • ID-POSデータからサブカテゴリーの品揃えの幅についての知見を得る

2日目

10:00~

講義

■トライアル・リピート分析の考え方と応用
■スイッチ・併買に関する分析と解釈
■ID-POSデータの棚割(グルーピング・ゾーニング)への活用
  • グルーピングへのID-POSデータの活用
  • ゾーニングへのID-POSデータの活用
12:00~ 昼食休憩
13:00~17:00

演習6:カテゴリー内での自社商品の位置付けを明らかにする

  • 購買経験率と平均購買回数による位置付けと施策

演習7:新製品のトラッキング

  • トライアル・リピート分析の理解と注意点

演習8:アイテム間併用状況の算出と理解

  • ID-POSデータからブランド間のスイッチ、併用状況を明らかにする

演習9:ID-POSデータを使った販促評価

  • 販促前後のID-POS指標の変化から、会員行動の変化を読み取る

演習10:商品改廃におけるID-POSデータの活用

  • 商品改廃へのリピート率の考慮

演習11:ID-POSデータによるカテゴリー購買間隔の算出

  • 平均購買回数と購買間隔の違い
  • 購買間隔の算出と販促頻度への活用

※都合により、プログラムに変更が生じる場合があります

Web開催への変更と演習の進め方について

 本講座はzoomを用いたオンライン形式で開催いたします。
 2日間にわたる本講座ではいずれの日程も、午前中は講義、午後は受講者がExcelを使っての演習と解説の繰り返しという構成で進めてまいります。
 講義と解説は受講者全員に対して行い、演習ではzoomのブレークアウトセッション機能を使い、講師が受講者それぞれの課題進捗を確認しながら個別に課題遂行のアドバイスを行う、という形で会場で実施する場合と遜色なく、進めてまいります。

視聴環境について

 Web配信ではzoomを使用するため、お使いのPCへzoomアプリをインストールされるか、またはMicrosoft Internet Explorer以外のWebブラウザを使用していただく必要があります。
(Google Chromeを推奨)
 また、演習でExcelを使用しますので、タブレットやスマートフォンからの参加はできません。必ずパソコンにてご参加ください。

講 師

祝 辰也(いわいたつや) 公益財団法人 流通経済研究所 上席研究員

外資系金融サービス会社を経て、1992年入所、POSデータ・ID-POSデータのMDへの活用、ショッパー行動研究に従事
2003年から2015年まで小売向けデータ活用コンサルティング会社、市場POSデータサービス会社に勤務し、2015年4月より現職
メーカー・卸営業担当向け研修、小売バイヤー向け研修を数多く担当
主な研究領域:POS・ID-POSデータ活用、ショッパー行動、小売マーケティング

開催概要

開催形式 Web開催(インタラクティブ)
開催日(上期) 2024年7月19日(金)・7月26日(金) 全2回 受付終了
開催日(下期) 2025年1月24日(金)・1月31日(金) 全2回
時間 各回とも10:00~17:00
参加費 1名につき 80,000円(消費税込み88,000円)
定員 12名
パンフレットダウンロード

申込み方法

下期お申込み受付は、11月下旬より開始予定です。

お問い合わせ先

(公財)流通経済研究所 セミナー事務局
担当:伊藤、中田、松坂
TEL:03-5213-4532

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