コロナ下の流通・コロナ後の流通セミナー
~主力小売業態の現状と課題~

本セミナーは終了いたしました。
多数のご参加ありがとうございました。

 新型コロナがくすぶり続けるなか、GoTo Travel、同Eatキャンペーンなどもあって人の動きがかなり活発になり、それに合わせてスーパーマーケットなどが享受してきたコロナ特需の波もだいぶ引いたようにも見えます。しかしその一方、いつ大きな火の手が上がり、第3波が来ても不思議ではない状況が続いています。

 そうしたところで、まず小売業の状況を的確に把握したいにもかかわらず、昨年の消費税率引き上げの影響もあって小売各社の既存店売上高増減率などの数字も読みにくくなっています。またかなり保守的に見える通期予想を出す企業もあり、現状、下期、その先が非常に見えにくくなってもいます。

 コロナがどうなるか判らないところではありますが、状況が不透明なだけに、本セミナーでは、まず主力小売業の状況を把握し、それを通じて市場の状況、その変化をよく見たうえで、来年、そしてコロナ後に向けた課題を考えます。

 そこでまずパートⅠでは、CVS、GMS、SM、DrgS、HCなど業態の既存店売上高の前々年同月比などの数字も算出し、主力業態、主力小売業の状況を把握します。

 ついでパートⅡでは、各業態主力チェーンの上期決算のポイントをレビューするとともに、下期、通期予想、そして進捗状況を把握し、比較検討致します。
 ここまでで一定量のデータを見て頂くことになりますが、プロである皆様は、それを通じて様々な気付きを得て頂けるものと思います。
 そのうえで、各業態主力チェーンの今後に向けた展開のうち注目すべきものを取り上げ、小売業各社に向けては競争上の留意点、サプライヤー各社に向けてはチャネル政策、営業政策上の留意点などを抽出します。

 そして最後のパートⅢでは、新型コロナウイルス感染症の今後のシナリオを再検討し、コロナ下での対応課題、コロナ後に向けた課題を検討します。

 12月10日(木)、11日(金)両日の午後、同内容でWeb同時配信を致しますので、ご都合のよろしい方の日程をお取りください。
 12月初旬、どのような状況になっているかも判らないところではありますが、それだけに直前まで鋭意情報を集め、ご報告申し上げますので、ぜひご参加をご検討ください。
 なお、同じ理由でご報告内容に変更が生ずる可能性がありますこと、合わせてご了解くださいますようお願い申し上げます。

開催日時 2020年12月10日(木)、11日(金)いずれも13:15~16:45
(各日、同内容で2回開催いたします。)
報告者 (公財)流通経済研究所 理事/拓殖大学名誉教授 根本重之
(公財)流通経済研究所 主任研究員 後藤亜希子
開催方法 Zoom のWebinar方式によるリアルタイム配信
参加費 1名様につき税別35,000円
参加対象 食品・日用品などの最寄品のメーカー、卸売業、小売業、およびそれら企業をサポートする専門分野の企業の方々
*一部ご参加をお受けできない場合があります。
報告資料 A4版2アップのPDFファイルを前日にメール添付でお送りします。
なお、著作権法上問題のある画像は抜くとともに、資料には透かし文字をかけさせて頂きます。

プログラムの概要

Ⅰ.新型コロナ下での主要小売業態の動向(13:15-14:00)

●主力小売業態の基本的な動向
-SM団体、JCAスーパー、JFAコンビニ、日本生協連など業界統計の動き
・各業態の基本的な評価
・コロナ下で消費者の大きな支持を得た生協の事業モデルについて
-経済産業省「POS小売販売指標」(原データ:インテージSRI)による直近12月第1週までのスーパー、CVS、DrgS、HCの週次販売額2015年基準年比の推移
-各業態主力チェーンの既存店売上高前年同月比、前々年同月比の推移
●ECはどうなっているのか
-総務省「家計消費状況調査」による全体および品目別のEC月次消費支出額の推移

(公財)流通経済研究所 理事/拓殖大学名誉教授 根本重之

Ⅱ.主力業態・主力チェーンの動向(14:10-15:40)

 このパートでは、CVS、GMS、SM、DrgSのうち、2月期および3月期決算の上場チェーンの中間決算、下期、通期計画値を基礎データとして把握したうえ、主要チェーンの今後に向けた展開を整理し、小売業の競争政策、サプライヤーのチャネル政策への示唆を抽出します。
 5、6月期決算企業については、第1四半期決算について注目すべき数字、情報が出た場合は、取り上げます。
●各業態に関する報告テーマ
-中間決算、下期、通期予想
-全店、既存店売上高前年および前々年同月比により強さと下期の進捗を見る
-主要チェーンの新たな展開、注目すべき動向から
*現在想定しているキーワード
・コロナ対策、加盟店支援、売場・商品強化、根本的な問題の解決、販管費削減、低価格化・高付加価値化、首都圏食品戦略、DX、アプリ活用、ネットスーパー、グループ企業再編、DrgS・SMの連携など
-各業態の評価と課題

(公財)流通経済研究所 理事/拓殖大学名誉教授 根本重之
(公財)流通経済研究所 主任研究員 後藤亜希子

Ⅲ.今後の経営環境の変化と主要なスケジュール(15:55-16:45)

●新型コロナ感染症の4つのシナリオ
-短期で終息、今後1-2年で終息、3-5年かかる、もっとかかる
●新型コロナ下での課題
-基本的なコロナ対策のレベルアップ
-中長期課題への取り組み
●コロナが終息したあとの市場をどう見ておくべきか
●2021年のスケジュールと課題

(公財)流通経済研究所 理事/拓殖大学名誉教授 根本重之

おことわりとお願い

  • 状況によりプログラムに一定の変更を生ずる可能性があります。
  • 配信は、Zoom により市ヶ谷の(公財)流通経済研究所から有線LAN経由で行います。
  • 快適にご視聴頂けるよう鋭意努力致しますが、一部雑音が入る可能性がありますこと、また通信の状況によりお聞き苦しい状況が発生するおそれがございますこと、あらかじめご了承ください。
  • 当日の受信方法は近づきましたらご案内申し上げますが、受信環境、受信音量等につきましては、ご参加者各位でご準備、ご調整頂きますようお願い申し上げます。
  • テキストは、前日にA4版2アップのPDFファイルをご提供申し上げます。なお、著作権法上問題のある画像は抜くとともに、本セミナーのテキストである旨を示す薄めの透かし等を入れさせて頂きます。

お問い合わせ先

公益財団法人流通経済研究所
担当:中田、後藤
住所:〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階
電話:03-5213-4533 FAX:03-5276-5457