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第3回:2021年1月12日(火) 米国消費者の変化
新型コロナウイルス(COVID-19)を受け、流通ビジネスはどうあるべきかを米国の事例から学ぶ、シリーズセミナーの第3回目です(※各回独立した内容です)。
日時 |
2021年1月12日(火) 13:30~15:00 |
会場 |
Web配信(ライブ) |
参加費 |
1名様20,000円(税込22,000円) ※2名目からの参加費は5,000円(税込5,500円) |
本セミナーのねらい
2020年のCOVID-19禍は、米国においても消費者の行動を変え、流通にも大きなダメージを与えています。一方、ウォルマートがオンライン販売との連携を進めるなど、新たなサービスが発生・深化する兆しも現れています。そこで本セミナーは、講師に米国在住のコンサルタントを招き、長年の米国流通の研究者として、また現地在住者として、米国の流通と消費者に生じていることをお話しいただきます。第3回は「米国消費者の変化」をテーマに、「2020年初頭からのCOVID-19により、アメリカにおける消費者の消費財流通に対するマインドはどう変化し、購買行動に影響したのか、それは今後も続くのか」「日本の消費財流通としての『学びと教訓』はどのような点か」といった観点から議論します。
米国流通に関心があり、「COVID-19後」「生活者目線からの『ニュー・ノーマル』とビジネスの可能性」をキーワードにした新しいビジネスの可能性を考えたい方からのご参加をお待ちしております。
セミナースケジュール(予定)
第1回 2020年9月「米国市場の変化」(終了しました。詳細はこちら)
第2回 2020年11月「米国流通・サービスの変化」(終了しました。詳細はこちら)
第3回 2021年1月「米国消費者の変化」
講師
アジアマーケットブリッジ 代表
公益財団法人流通経済研究所 北米地域リプレゼンタティブ 包山 慶見
・ ユタ州ソルトレーク在住
・ 在米歴27年の経験と、米国小売業や流通各社とのコネクションをもとに、コンサルタント等の業務に携わる
・ 兼業主婦、二児の母という生活者の視点を生かし、生活者の視点から米国流通について発信を続ける
《主な論文》
「米国小売業のオムニチャネル 実際にアプリ・ECを利用してみた!」『Retail Technology』2015年3月号
「アマゾンに対抗する流通各社の最新動向」『流通情報』2019年3月(No.537)
『アメリカ流通概要資料集(新版)2018年版』(執筆)
(司会)公益財団法人流通経済研究所 主任研究員 加藤 弘之
第1回・第2回のアーカイブ配信を行います(セミナー参加者オプション)
セミナーをお申し込みされた方を対象に、これまでのセミナー( 第1回「米国市場の変化」および、第2回「米国流通・サービスの変化」)のアーカイブ配信を行います。配信を希望される日・時間とともにお申し込みください。
※配信は「Zoom」を利用して行います。
※内容は録画配信となります。
※配信日・時間はセミナー担当と調整のうえ設定します。
オプション参加費 セミナー1回分、1名様 20,000円(税込22,000円)
これまでのセミナー内容のご紹介
第1回:2020年9月「米国市場の変化」
1.米国流通の基本情報
《報告ヘッドライン》
- 米国市場は10年ぶりの景気後退局面に突入
- 小売販売額では2020年4月以降、無店舗販売と食品小売業が堅調で前年同月比をクリア。一方でアパレル、家具、電器店が弱い(右図)
- 2020年5月前後に、百貨店や専門店等の破産や店舗縮小が相次ぐ
COVID-19による景気後退局面が発生。前回(10年前)の景気後退局面をもとに、「これから起こるであろうこと」を見通す必要がある。
2.2020年以降の米国流通 「今年(2020年)の注目ポイント」
《報告ヘッドライン》
- COVID-19を受け、米国経済は2020年第2四半期(4-6月期)に打撃(前年比31.7%減)
- ニュースになるような目立つ企業だけでなく、パパママショップなど零細企業の倒産が目立ってきた(足下経済の不安定化)
・ ネット購入増加に伴う購買行動の変化が発生
- グローサリーのネット注文、レストランデリバリーアプリ等の体験者が増加。
- BOPIS(Buy Online Pick up Instore)の進化
→店頭受け取りや決済のタッチレスを徹底
- 瀕死状態だったミールキットが復権
- 先行してECサービスを構築してきた企業(Wal-Martなど)が業績を回復
・ 在宅需要を意識したサービスの発展
・ 健康に対する関心の高まり
- COVID-19により全米の肥満度が上昇→対策へ
- 代用肉、代用牛乳に対する新たなニーズも
COVID-19により消費財流通はEC対応に転換。ECの準備ができる体力ある企業が先行し、優勝劣敗が進む。ミールキットの再評価や健康食材などのニーズも
第2回:2020年9月「米国流通・サービスの変化」
1.米国流通の基本情報
《報告ヘッドライン》
- 2020年の景況感の推移をCOVID-19の感染者数の推移と連動する形で考察
- COVID-19感染者は9月を底に再び増加傾向
- 小売販売動向は、4月を底に前年同月レベルまで回復。夏頃には小康状態に
- 秋頃から消費者信頼感指数も不透明感を増す
10月後半からCOVID-19の感染者数が増加傾向にあることから、流通への影響が加速する恐れがある。
2.2020年以降の米国流通 「アメリカ流通と消費者 アップデートNo.2」
《報告ヘッドライン》
・ COVID-19の広がりに伴う、消費減退の動き
- 高止まりする失業率:2020年2月3.8%→5月13~16%→10月6.9%
- 公的支援の乏しさ
- 欧州の動き(「明日は我が身」として注目)
・ 生活防衛としての節約意識が表面化
- 百貨店やGMSは苦境
- リミテッドアソートメントストア(Aldi等)やダラーストアが発展(前回の景気後退期と同様の動き)
- 地方の中小小売業におけるPB化の進展
- 地方食品小売業の中には、ドライブスルーやイートイン、ミールキットなど、コロナ対応を意識した高機能化店舗も(写真)
・ ECは成長が続く。配送体制の整備が急務
- Wal-Martがアマゾンプライムの対抗策を開始(Wal-Mart+)
- クリスマス商戦に向けた供給量増が課題
先行きの不透明感が新たな需要創出につながるケースも見られる(貯蓄率の増加に伴う消費拡大など)。流通業界は「タッチレス」を軸にしたサービス提案が続く
セミナースケジュール
13:30~13:55 |
1 米国流通の基本情報
米国流通の基本情報や統計情報、最近の動向をお話しします。
(トピックス)小売販売額、消費動向、流通各社の業績、EC関連 等 |
13:55~14:50 |
2 2020年以降の米国流通(消費者の変化と今後)
米国在住コンサルタントの視点から、COVID-19を受けた米国流通の変化を読み解きます。アメリカ市場全体の注目ポイントを取り上げた第1回、米国の流通サービスの状況に注目した第2回に続き、消費者の変化から2021年の米国流通を考えます。
<本セミナーで取り上げるトピックス(予定)>
政策・マクロ動向
COVID-19に振り回された2020年の振り返り
「景気後退局面」における米国消費の実態、景況感 等
流通・サービス
COVID-19により伸びた小売業態/苦戦している業態
COVID-19を機に生まれた新たなサービス、見直されたサービス
米国におけるECサービスや、タッチレス購買の進化
PBの拡大、新たな消費ニーズの可能性 等
消費者
流通・サービスの変化に対する評価。
新型コロナウイルスによる消費動向の変化。
適宜、最新のマクロ動向や消費者動向を取り上げます。
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14:50~15:00 |
3 質疑応答・セミナーのまとめ
米国から中継で講師との質疑応答・ディスカッションを行います。
2021年1月時点における米国流通の最新動向について議論を深めます。
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※都合により、セミナープログラムおよびWeb配信(ライブ)の配信方法は変更が生じる場合があります |
Web配信について
本セミナー(振り返り配信を含む)はWeb配信(ライブ)で参加いただけます。
- 「Zoom」を利用して配信します。
- 視聴にあたっての準備次項などのご案内は、当日のレジュメとともに、開催の2日前までに送付いたします。
- URLとパスワードを開催の前日に送付いたします。
- 当日の質疑応答は、Zoomのテキスト入力よりお受けいたします。
開催概要
日時 |
2021年1月12日(火) 13:30~15:00 |
会場 |
Web配信(ライブ) |
参加費 |
1名様20,000円(税込22,000円) ※2名目からの参加費は5,000円(税込5,500円) |
定員 |
50名 |
お問い合わせ先
公益財団法人流通経済研究所
担当:伊藤、加藤(弘之)
住所:〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル10階
電話:03-5213-4532 FAX:03-5276-5457