買物を通じて得られる実用的・功利的価値。良い商品を、望む価格で、便利に買えることで得られる価値。
関連事項:情緒的価値来店客の視野に入る商品群。視認集合と選択集合が重なる範囲の商品が店頭における実際の選択対象となる。
関連事項:想起集合、選択集合店舗内のある売場に立ち寄った来店客が、その売場に陳列されている商品に目を止める比率。
関連事項:動線長、立寄率、購入率家庭に在庫があるにもかかわらず、前回の購買から、平均購買間隔よりも早く商品を購買すること。ISPなどが影響し、消費量の増加を伴わないときに生じる。購入の前倒し、前倒し購買ともいう。
関連事項:ISP、平均購買間隔店舗で見て確かめた商品を、ECサイトで購入すること。店舗が購入の場でなく、商品を見るための「ショールーム」として利用されることに由来する。店舗で商品を見ながら、その場でスマートフォンを使って価格比較サイトなどで低価格販売サイトを探し、ECサイトで注文する、という購買行動も行われている。家電量販店や衣料品専門店などがショールーミングの影響を受け、ECサイトに売上を奪われている。ショールーミング対策として、実店舗での購買促進のためにO2Oに取り組む流通業者も存在する。
関連事項:オムニチャネル、O2O買物を通じて得られる感情的・快楽的な価値。刺激、気晴らし、喜びなどの感情を得ることの価値。情緒的価値を高めることと非計画購買を高めることは相関の関係にあるとされ、ストア・ロイヤルティの向上にもつながる。
関連事項:実用的価値、非計画購買顧客のライフスタイルに関係すると考えられる商品属性のことである。英国の小売業であるテスコでは、ID付きPOSデータと商品DNAを活用し、顧客のライフスタイルを特定することで、ターゲットを絞ったMDに活用している。
ショッパーの行動や心理の深い理解に基づき、対象とするショッパーに対して行うマーケティング活動のこと。コンシューマー・マーケティングではコンシューマー(消費者・使用者)を対象としているのに対し、ショッパー・マーケティングでは対象がショッパーという点で異なる。ショッパーの行動や、その背景にある心理に視点を当てたマーケティング活動である。
買物目的のことで、ショッパーがショッピングトリップで達成したい目的のことを指す。ショッパー・トリップ・ミッションとも呼ばれ、「Quick Trip(当用買い)」、「Fill-in Trip(補充買い)」などに区分することができる。
関連事項:ショッピングトリップ1人のショッパーの1回の一連の購買行動のことを指す。より具体的には、購買開始から購買終了まで(例えばスーパーマーケットであれば、入店から会計終了まで)を1単位とした購買行動のこと。
関連事項:ショッパー・ミッションあるブランドの売上がプロモーションによって増加した場合、購買の形態として、ブランドスイッチ、当用買い、ストック買いがある。ストック買いとは、購入後すぐに消費しつくさず、家庭内に在庫として持っておくために購買することを指す。プロモーションによる売上増加に占めるストック買いの比率が高い場合、ストック性向が強くなる。
関連事項:購入の前倒し(前倒し購買)陳列スペースの増減(フェイス数の増減)により、売上が何%変化するかを示す指標。スペース弾力性が0.2であるとは、陳列スペースを倍にした時、売上が2割増加することを意味する。
関連事項:フェイス弾力性店頭の売場に品揃え(陳列)されている商品のなかで、想起集合と合わせて購買を検討する対象となる商品の集合。
関連事項:想起集合、保留集合2つの指標間の関係を示す指標。-1から1の間の値を取り、相関係数が負の場合は、一方が増加すると他方が減少し、正の場合は、一方が増加すると他方も増加する。0の場合は、2つの指標の間に関係はない。
消費者が特定のブランド(商品)の特徴について良く知っていて、好ましく思っているブランド(商品)のなかで、購買時に検討の対象となるようなブランド(商品)の集合。想起集合の大きさは、3~7と言われている。
関連事項:保留集合、選択集合グルーピングによってくくられた商品のグループをどこに配置し、どのようにスペース配分するかを決定すること。
関連事項:プラノグラム、グルーピング、フェイシング